こんにちは。カワムラアーキテクツの川村です。
新緑が深まり、アトリエ(美浜のコートハウス)の前庭では、鮮やかなクリーピングタイムの花が一面に咲き広がり、豊かな緑に包まれる美しい季節を迎えました。

さわやかな晴天に恵まれた先日のこと。建築パーツ専門サイト『ekrea Parts』の特集インタビューのため、取材担当の方がこのアトリエへ足を運んでくださいました。そして先日、その特集記事が無事に公開の運びとなりました。
記事には、「住まい手の人生を引き立てる『器』をつくる」というタイトルを付けていただきました。当日はライターの方と対話を重ねる中で、私自身、改めて自らの設計思想の根源を見つめ直すような、静かな時間を過ごさせていただきました。
幼い頃、父に連れられて巡った美術館での原体験。そして、独立前に師から学んだ、自身の主張を押し付けるのではなく、住まい手の声に深く耳を澄ますことの大切さ。それらが今の「生活の背景としての建築」という私の軸を、どのように形作ってきたのか。
記事の中では、今年3月に竣工した「ケヤキと共に暮らす家」や、このアトリエの事例を交えながら、視覚的な雑音を削ぎ落とした「ノイズのない空間」についてお話ししています。
既製品ではどうしても生じてしまう隙間や違和感を解消する、ミリ単位の「造作」へのこだわり。そして、木目が美しいタモ材を用いたキッチンに見る、取っ手を極限までなくした「引き算の美学」。普段の図面や写真だけでは語りきれない、そうした素材選びの裏側やディテールの意図についても、丁寧に掬い上げていただきました。
家づくりを考えていらっしゃる方だけでなく、日々の暮らしを整えたいと感じている方にも、何か届くものがあれば幸いです。
お時間の許す時に、ぜひご一読ください。
▶︎ 特集記事はこちら:〈シリーズ_造作で住まい手の暮らしをかなえる人々27〉「深く耳を傾け、住まい手の人生を引き立てる『器』をつくる建築家」








































