「ケヤキと共に暮らす家」は、建物の完成を迎え、いよいよ空間の総仕上げとなる外構・造園工事のフェーズへと進んでいます。
建物の内と外を繋ぎ、暮らしに豊かな表情を与える庭づくりは、建築を仕上げる上で欠かすことのできない重要なプロセスです。先日、風景づくりを共にしている造園のパートナー「季織苑」さんのご案内のもと、お施主様ご家族と一緒に、千葉市緑区にある「イシイ・グリーン」さんへ植栽の選定に行ってまいりました。

こちらはこの地で40年ほどの歴史を持つ、地域に根ざした樹木園です。その広大な敷地には、長い年月をかけて大切に育てられてきた多種多様な樹木が息づいており、まさに植物の生命力が溢れる圧巻の空間でした。
見学にあたり、農場を歩くための長靴をご用意してくださっていました。長靴を履いたのは一体何年ぶりでしょうか。少し童心に返ったような新鮮な気持ちで、土の感触を踏みしめながら広大な敷地を歩きました。

出荷に向けて「根巻き」され、ずらりと並んだ木々は、ちょうど瑞々しい新緑が芽吹き始めた美しい時期を迎えています。樹形や佇まいはもちろんのこと、葉の色合いや枝先の細やかな表情まで、一つひとつご自身の目で確かめながら選んでいただけるのは、この季節ならではの醍醐味です。
空間の顔となる落葉樹のシンボルツリーから、日々の暮らしを穏やかに包み込む目隠しとしての常緑樹まで、役割に合わせて様々な樹種を選定していきました。樹木愛に溢れた社長のお人柄にも触れ、選定は終始和やかな雰囲気で進みました。お施主様もこの歴史ある場所での木々との出会いを心から楽しまれているご様子で、これから共に育っていく庭への愛着がより一層深まる、大変豊かな時間となりました。

春の訪れを告げるように上を向いて白い花を咲かせます

常緑広葉樹で目隠しとして

今回出会った木々たちが、実際の敷地にどのように根を下ろし、建築と響き合うのか。次回は、現場での植樹の様子などお伝えしたいと思います。どうぞお楽しみに。






